ストレス

キャットフードの合う、合わないは便でも判断

昔から便を見るとその人の健康状態が分かると言われています。
これは猫も同じで、その日の体調や食べたもので随分変わってくるものなのです。
そこで、キャットフードの合う合わないもウンチの状態で判断することができます。

理想の便は、硬くもなく柔らかすぎずが鉄則です。
しかし、キャットフードがあっていないときれいな便は出ません。
炭水化物の消化が難しい猫に、穀物の多いフードを与えると消化不良を起こし下痢をします。
また、反対に腸内に残ってしまいカチカチになり、便秘を引き起こしてしまいます。
穀物はフードの中によく含まれていますが、フードの量を増やすために入れられているもので、肉食の猫には本来必要のない材料です。
穀物が原因でお腹の調子を崩しているようでしたら、穀物不使用のフードを与えるとよいでしょう。

また、消化が良すぎるフードで便の量が少なく、緩くなる場合もあります。
特にウェットキャットフードには水分が多く含まれるので緩い便を出す猫の割合が多いのです。
そして、年齢の変化やアレルギー症状を起こすことでフードを変えざるを得ない場合にも、消化器官が新しい成分に慣れていなくて下痢をすることがあります。
これは、フードの成分が変わって消化しきれないために起こることです。
しかし、病気でない限り、新しいフードへの移行期間としてとらえることが出来ます。
すぐに止めてしまわず、少し様子を見てください。
便の硬さが整ったらお腹の消化システムの準備完了の合図です。

また、キャットフードの成分が原因ではなく、ただの食べ過ぎということもあります。食欲旺盛なのはいいことですが、食べ過ぎは肥満になる恐れがあります。
その時はフードの量を調整して便の形状を観察するか、ダイエットキャットフードで様子を見て下さい。

猫によっては、どんなフードをあげても緩い便を出したり、お腹を壊しやすいこともあります。
それは、猫の体質なので、なるべくお腹に優しい無添加キャットフードを選んで与えることをおすすめします。
意思を伝えることのできない猫の便は飼い主に対して重要なメッセージになります。
嫌がらずに、しっかり見てあげてくださいね。