ストレス

大粒のカリカリは成猫向け?

ドライフードは通称「カリカリ」と呼ばれ、キャットフードの中で一番利用されているフードです。
栄養バランスがよいのが特徴です。
しかしこの「カリカリ」は、メーカーによって粒の大きさが違います。
人間の考えだと、大きい粒は食べにくそうなので、大人だけに限定してしまいがちですが本当のところはどうなのでしょうか?

特に子猫を飼っているうちでは、大きい粒は避けて小さい粒のものを選ぶ傾向が強いようです。
しかし、それは人間の口の都合であって、大きい粒であろうが、小さい粒であろうが、猫の好みによるものなのです。
一見、大きい粒は食べにくそうですが、噛みごたえもあり、がりがりと食べるのが好きな猫もいるでしょう。
子猫のキャットフードは、小さい粒が多いのですが、猫はしっかりと噛んで食べるので丸飲みにするということはありません。
よほど大きな粒を選ばない限り心配することはありません。

粒の大きさよりも、猫がしっかりと食べてくれることに重きを置くことです。
人間が食べやすそうに見えても、匂いや味が好みでない場合は猫はフードを食べてはくれません。
嫌いなフードを与え続けるとストレスになってしまいます。
また、身体に合わなくて食べるのを拒否している場合がありますので、早めに違うフードに変えないと、下痢したり、皮膚に炎症を起こしたりと危険な状態になる恐れがあります。

子猫のころや成猫の時期は色々な種類のフードを与えることができますが、シニアになると大きい粒では負担がかかるので、噛みやすく食べやすい小粒を与えることをおすすめします。
また、形や大きさに囚われずに、キャットフードに使われている材料は安全か、長期的に食べていて健康を害する成分や添加物の情報を自分で学んで、それらが使われていないかを調べてください。
食べやすそうだからと、猫が病気になってしまうフードを選んでいては、相手の気持ちを考えていないことと同じなのです。

粒が大きいからと言って、決して大人の猫だけに限定してあげる必要はありません。猫の好みを把握し、最後まで食べてくれるフードを選ぶべきです。
人間側の考えと猫の考えがまったく違う時もあるので、そこは飼い主が猫を観察し、心をくみ取って上げましょう。